車中泊レポート

西伊豆にある人気の車中泊スポット「道の駅くるら戸田」に行ってきました。
寒空の中でしたが、数台のバンコンやキャブコンも停泊しており、その人気ぶりが伺えました。

戸田温泉「壱の湯」

※温泉入口

なんといっても道の駅の施設内に温泉が併設し、道中の疲れをざぶんと癒してくれます。
実際に入浴してきましたが、施設は比較的小ぶりながらも非常に清潔で快適に過ごせました。

お風呂は、内風呂、壺湯、露天風呂があり、洗い場は13箇所ほどありますが、サウナはありません。ロッカーは100円のリターン式。
リンスインシャンプー、ボディソープは据え付けがあり、料金は500円／大人、250円／子供とリーズナブルなのがうれしいですね。

泉質はさらっとしたナトリウムカルシウム硫酸塩泉。海辺の温泉らしいきりっとした肌触りの温泉で、「におい」や「ぬめり」はほとんどありません。

また、休憩室が1か所あり、みなさんゴロゴロしていらっしゃいました。
1月の日曜日のお昼過ぎに伺ったのですが、休憩室はかなり混雑しており地元の方に愛されているんだなと実感した次第です。 営業時間が10:00～21:00と夜は遅めまで営業で、生ビールが400円で飲めるのもうれしい！

周辺環境

※くるら戸田周辺マップ

沼津市戸田（へだ）という伊豆半島の付け根、駿河湾側の小さな集落にあります。
沼津市街から南西へ約30分から40分程度。海岸線を走る道以外は、結構な山中を経て戸田へ向かいます。
基本的に海岸線まで山が迫っており、限られた平野部の中の一角に道の駅が建てられています。全体的にはやや過疎気味の街といえるのかもしれません。
戸田の街には、コンビニやガソリンスタンド（多少割高）もあります。

2015年にできた新しい道の駅のため、カーナビに登録されていない場合があります。その場合は、沼津消防署戸田分遣所（0558-94-5119）を目的地に設定すると良いとのことです。
また標高は12mとの表示がありました。

駐車場

※建物東側メイン駐車場

※建物北側駐車場

道の駅建物の東側にメインの駐車場があり、少し離れた建物北側に3台分の小さな駐車場があります。トイレの位置からしても、メインの東側の駐車場の利用がおすすめですね。
駐車台数は普通車用が50台ほどと、それほど大きくはありませんし、一台一台の駐車場の幅も一般的なサイズといえます。 傾斜もほとんど無く、睡眠も問題ないと思います。

売店

※売店

※軽食

軽食ができるレストランと、売店が施設内に続いています。
戸田は漁港として栄えた街ですので、今でも駿河湾で採れた海産物が豊富です。特産品はタカアシガニとのことですが、かなりの高級品ですので中々手が出ませんね…。

軽食は、牛丼やカレーライスといった一般的なものから、わさび丼や地元の海産物を使ったトロボッチフライ丼（600円）、ビントロアブリ丼（600円）など変わり種のあり、お値段もなかなかリーズナブルでした。
ただ、軽食・売店ともに10:00～18:00とあまり遅くまで営業していないので、遅めの現地着の場合は沼津市街近辺などで食事を済ませてから到着されのをお勧めします。

資料館

※資料館

戸田の歴史を紹介した資料館も併設しています。
江戸時代の石切り場から、漁業の風景や成り立ち、ロシアとのつながりなど展示してあります。

トイレ

※屋外トイレ外観

※屋外トイレ

建物内のトイレは言わずもがな非常に清潔です。屋外のトイレは1か所で、こちらも清潔に保たれています。

WIFI

フリーのWIFIスポットがあり利用可能です。ただ、セキュリティ対策が施されておりメール認証を行うことによりインターネットに接続が可能です。

接続の詳しい設定方法は、http://i-link.jp.net/wi-fi.guide/537/をご覧ください。
東側のメインの駐車場の建物から遠い位置に停車しましたが、スマートフォンでのWIFIの感度の表示は真ん中あたりでしたのでまずまず広域をカバーしていると思います。

まとめ

※建物外観・右手に足湯が見える

人気のスポットとあって、駐車場がやや小さく狭い以外は、かなり快適な車中泊地といえます。
冬場でも凍結や降雪の少ない地域（それでも降るときは降りますが）なので、キャンピングカーをお持ちの方は、温泉巡りの拠点として楽しめますね。
普通車の場合は、春～秋を中心に釣りや海水浴なども併せて遊べる場所になると思います。