こうとうくりつわかすこうえんきゃんぷじょう
江東区立若洲公園キャンプ場
海抜3m 格安キャンプ場 東京都江東区若洲3丁目2番1号
車中泊おすすめ度
登録日:2017年02月05日/最終更新日:2020年11月15日
東京は道の駅も八王子にあるのみで、車中泊、仮眠が可能な場所がかなり限られます。
コインパーキングで仮眠をとられる方もいるようですが、多くのコインパーキングは車内での停泊はNGです。
そのため、若洲公園キャンプ場は数少ない都心の宿泊地です。
料金も格安(大人1人であれば駐車場込みで1,100円)でトイレ・水道も利用でき、キャンプ場真ん前のバス停から、近隣の駅までバスも運航しているので、観光も十分楽しめます。
雨模様のあいにくの天気でしたが、利用する機会がありましたので、レポートいたします。
予約方法
営業時間内(9:00~16:30)にサービスセンター(03-5569-6701)へ電話で予約します。
公営の施設ですが、とても丁寧にご対応いただけます。最近の公的な施設は非常に対応が改善されていますね。
宿泊予定日や人数を伝えると、3桁の予約番号が発行されますのでメモを取っておきましょう。
また、少し(というか非常に)分かりにくいのですが、キャンプ場自体は区立なのですが、レンタル品やコインシャワーは「若洲アウトドアセンター」というサービスセンターの隣の施設が管理しています。
若洲アウトドアセンターという民間に業務を委託しているようです。
キャンプ場の受付はサービスセンターで行っていますので、そちらで受付を済ませるようにしましょう。
アクセス
東京湾に浮かぶお台場などと同様に埋め立て地にキャンプ場はあります。
西側の川崎方面からも、北側の木場方面からも車でアクセス可能ですが、駐車場へは北側からの方が入りやすいです。
私は、川崎側から入ったのですが、ナビの通りに若洲公園キャンプ場を目的地とすると、行き止まりのエリアに入ってしまいました。
少し分かりにくいのですが、東京ゲートブリッジの北側の橋の袂(たもと)に駐車場の入口があります。木場方面から南下し、東京ゲートブリッジに入る前の左の側道から侵入しますので注意が必要です。
川崎側からは東京ゲートブリッジを渡り切ってから、Uターンして侵入できます。
バス利用
キャンプ場の駐車場入口のすぐ北側に「若洲キャンプ場前」という都バスのバス停があります。
ここが最終地点なのでバス停は1か所のみです。 時刻表はこちらから
朝と夕方は1時間に4本ほど運航していますが、日中は1時間に1本ほどと少なめです。
基本的に「新木場駅」を経由して、地下鉄東西線の「東陽町駅」行きですが、中には途中の「新木場駅」までのバスもあるので注意が必要です。
距離ではなく1回の乗車ごとに210円(電子マネーは206円)なので、目的地によって便利な駅で降車すると良いです。
乗車時間は新木場駅まで約15分、東陽町駅まで30分ほどです。
ただ、道路が非常に混雑する場合があるので、少し余裕を見ておいた方がいいです。
午前中の早い時間にチェックインして、駐車場に車を置いて、新木場または東陽町からプチ東京観光して、夕方に戻るという楽しみ方もありかなと思います。
新木場駅まで徒歩も可能ですが、4.2kmほどありますので大人で約1時間ほどでしょうか。
外が明るい間はいいですが、夜間は結構暗い道を歩くので女性やお子さんはバスを使いましょう。
駐車場
ホームページにも記載がありますが、若洲海浜公園駐車場と江東区立若洲公園駐車場の2つがあります。
キャンプ場の利用者は「江東区立若洲公園駐車場」が目的地です。
なぜこんなに分かりにくい似た名称を付けたのか疑問ですが、間違えないようにしましょう。
※実は、最初北側の若洲海浜公園駐車場へ行ってしまい、迷いまくりました…。
キャンプ場真ん前の江東区立若洲公園駐車場は駐車台数が489台とかなり広い駐車場です。
私が伺った当日は平日ということもあり、キャンプ場利用者は数組とガラガラでしたが、土日やシーズンはかなり混雑します。
テント泊する場合はリヤカーで荷物を運ばなければいけないので、サービスセンターに近い場所に一旦停車すると便利です。
また、東京ゲートブリッジの高架下も駐車場にかかっているので、雨天の場合は少し雨風を防ぐこともできます。
駐車料金は500円/1回です。
途中で駐車場を出なければ翌日まで駐車可能ですので、買い物なの必要な場合は済ませてから入場するといいです。
周辺に買い物ができる場所は限られていますが、北に1kmほどに「ファミリーマート ポートストア若洲店」があります。徒歩圏内ですね。
受付
サービスセンターにて受付を済ませます。予約時に電話で伝えられた予約番号と氏名を伝えます。
テントを張る場所は指定されますので、場内マップを受け取って指定のサイトへ。
いわゆるオートキャンプ場ではないので、荷物はすべて車からリヤカーに乗せて移動します。
キャンプ場施設
まず、大事なポイントですが、ごみはすべて持ち帰りです。電源設備もありません。
※消し炭のみ指定の場所に廃棄可能です。
水回り
区立の施設だけあって、水回りがとても清潔に保たれています。
トイレもシャワートイレの設備はありませんが、女性も問題なく利用できると思います。
キャンプサイト
サイトは全体的には狭めの区画(5m×6m程度)です。大型のテント+タープは張ることができないので、コンパクトな装備を選ぶか2区画借りるなど人数によって準備してから行きましょう。
当日は雨模様でしたが、水はけはあまり良くないなという印象でした。
サイトによっては水たまりができ、雨天のテント泊は相応の準備が必要です。
目の前に東京ゲートブリッジがあり、交通量もかなりあるので車の走行音も終日聞こえます。人によるかもしれませんが、眠れないほどの音ではありません。
また、羽田空港から離発着する飛行機も往来しているので、その音も時折聞こえます。
当たり前ですが、自然を楽しむキャンプ場ではありませんが、東京湾でキャンプというちょっとレアな経験ができます。
海釣り公園
若洲公園は複合的な施設で、サイクリングロードや海釣り公園も併設しています。
翌朝の早くから釣り人がバスやら車やらバイクで数十人は釣りを楽しんでいました。
車中泊は可能?
駐車場の利用規約に「宿泊キャンプをされるお客様以外は、翌日まで留め置きできません。」と記載があります。
そのため、駐車場に入場して、キャンプ場を利用せずに1泊を過ごすことはできません。
ただ、サービスセンターでチェックインを済ませ、キャンプ場内で食事およびタープ下でゆっくり過ごし、寝るタイミングで車に移動して大人しく睡眠をとるというスタイルは問題ないと思います。
ちなみに、キャンプ場宿泊者とそれ以外を識別するために、車に掲示しておくプレートや紙など目印になるものは一切ないです。
受付で車のナンバーの記入もなかったので、おそらく全く管理していないと思います。
翌朝には、駐車場の警備の方が8時ごろから誘導していたので、警備の方が不審な車はチェックしているのかもしれませんが、かなりアバウトな印象でした。
駐車場所にもよりますが、車内で寝る場合は、トイレが駐車場にはないので、キャンプ場内のトイレまで戻る必要があります。
海釣り公園側にトイレがありますが、夜間はキャンプ場内の方がきれいで安全だと感じました。
まとめ
キャンプも車中泊も楽しむ方であれば、とてもおすすめできます。
当日、キャンピングカーは1台も見かけなかったので、逆に大型のキャンピングカーは目立つので利用しずらいかもしれません。
普通車やバンコンで車内で睡眠をとり、適宜キャンプ場の施設を使って楽しむなど、遊びの幅が広がります。
ただ、ごみの処理ができないので、連泊などはかなりキツイと思いますので、連泊する場合はBBQなどはせずに観光拠点として利用し、外食を基本とするなど工夫が必要です。
何より1人であれば駐車場代込みで1,100円という格安な費用でトイレ・水があり安全に東京で過ごせる場所は中々ありません。
旅の目的やスタイルによって利用してみてください。
HAVE A NICE ROADTRIPS!!
施設詳細
施設名称 | 江東区立若洲公園キャンプ場(こうとうくりつわかすこうえんきゃんぷじょう) |
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電話番号 | 03-5569-6701 ※スマホをお使いの場合は番号タップでお電話かけていただけます。 |
住所 | 東京都江東区若洲3丁目2番1号 Googleマップでルートガイドを見る |
マップコード | 415 763*01 |
標高 | 海抜3m |
営業時間 | チェックイン 10:15~16:00 |
定休日 | 毎週火曜日 年末年始休(12月29日~1月3日) ※3月26日~4月5日(春休み期間)及び7月21~8月31日(夏休み期間)は無休 |
料金 | 600円/1泊(大人) 駐車場/500円(1日) コインシャワー/300円(5分) |
ホームページ | http://www.tptc.co.jp/park/03_09/camp |
駐車場 | あり |
江東区立若洲公園キャンプ場に関する地図等の詳細な情報は以下からご覧いただけます。