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ルーフテントで車中泊の楽しみを広げる!国内外で購入可能なルーフテント

カテゴリ:車中泊Tips

登録日:2018年5月29日|最終更新日:2020月08月25日

ルーフテントで車中泊の楽しみを広げる!国内外で購入可能なルーフテント

海外のアウトドア通販サイトREIをネットサーフィン(死語?)していたところ、YakimaというメーカーのYakima SkyRise 2 Rooftop Tentという商品が目に入りました。

Yakima SkyRise 2 Rooftop Tent
Yakima SkyRise 2 Rooftop Tent(写真出展:https://www.rei.com/product/114800/yakima-skyrise-2-rooftop-tent

いわゆる車の屋根の上に、キャリアなどで固定するテントですね。

驚いたのはその金額で768.99ドル(約85,000円)で販売しているではありませんか。

キャンピングカーの展示会などで、拝見したことはあったのですが、おおよそ30万~40万円ほどの価格帯で私としては気軽に購入しようとは思えずというような商品でした。

REIやアメリカのamazon.comなどで「Rooftop Tent」などで検索して出てきた商品を見ていると、SUV+Rooftop Tentの組み合わせはアメリカではかなり人気のある商品のようです。 確かに雨の少ない地域では、快適に過ごせそう。

ということで、国内で購入可能なルーフテントの紹介、またルーフテントの歴史など基本的な知識もご紹介いたします。

REI.COMで販売しているルーフテント

Tepui TentsとYakimaの2社の商品を取り扱っています。

Yakima SkyRise 2 Rooftop Tent
Yakima SkyRise 2 Rooftop Tent
Tepui Tents Ayer Sky 2 Tent
Tepui Tents Ayer Sky 2 Tent

レビューを見る限りTepui Tentsの方が評価は高いようで、YakimaのSkyRise 2は雨漏りがするようで賛否両論といった評価です。 カートに入れて、購入画面で送料がどうなるか試してみたのですが、日本へは「A product in your cart can’t be delivered to your shipping address」と出てしまって、配送できませんでした…。

YakimaのSkyRiseは福井県の株式会社オートプロズさんが、日本の正規代理店として販売されています。

SkyRise2はルーフトップテント サイズSとして143,000円で購入できます。 アメリカから直接配送が不可な点、転送などしたとしても+200ドル程度はかかりそうなので、国内の代理店から購入したほうがアフターも含めて安心かと思います。

tepuiの製品も国内で購入可能ですが、並行輸入品なので購入後のことも考えると不安が残るかもですね。

ルーフテントとポップアップルーフの違い

ホワイトハウス・FREE STYLE
ポップアップルーフ(ホワイトハウス・FREE STYLE)
マジョリーナ
ルーフテント(マジョリーナ)

国内のキャンピングカーの特にバンコンに「ポップアップルーフ」という屋根が跳ね上がる機構がついたキャンピングカーがあります。 ケイワークスさんや、ホワイトハウスさん等のメーカーがハイエース等のポップアップルーフ化に力をいれていらっしゃいますね。

形状を見ていただければ分かりますが、ルーフテントは車の屋根にテント(シェル)を乗せただけですので、車外からハシゴでテント内に入ります。

ポップアップルーフは、車の屋根自体が跳ね上がるので、車内の高さが上がり、空間に余裕ができます。 通常はベッドスペースとして設計されたものが多いです。

ルーフテントは車中泊向き?

RoadTripsでも車中泊・仮眠地として道の駅、サービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)、キャンプ場などをご紹介していますが、多くの方が道の駅やSAPAを仮眠地として利用されています。

道の駅などでルーフテントを広げて安眠できるか、またはマナー的にどうかという問題が発生してしまいます。

まず、ルーフテントは車外のため「気候の変化がダイレクトに伝わる(寒い・暑い)」「音がうるさい」「防犯上問題がある」といえます。

タフな男性で全く気にならないという方もいるかもしれませんが、個人的には子供を連れて道の駅でルーフテントは健康面、防犯面からも躊躇するかなと思います。

また、ルーフテントはかなり目立ちますので、テント行為を禁止している道の駅、SAPAで管理者側から好ましく思われない可能性もあります。

やはり、ルーフテントはオートキャンプ場で威力を発揮するのではないでしょうか。 地面にテントを広げるより寝心地も良く、景色も楽しめ、設営・撤収もスムーズ。 キャンプ場での利用が最もルーフテントの良さを楽しめるのではと思います。

ルーフテントの種類

ルーフテントの歴史は1958年のイタリア、Zifer Italia社が製品化から始まりました。 今日まで世界的なロングセラーであるオートホームシリーズのマジョリーナ(タワー型)、エアキャンピング(テント型)、コロンブス(シェル型)が原型となって、現在の基本形が確立したといえます。

Ziferのルーフテントは現在でも日本総代理店であるZIFER JAPANから購入できます。

上記の通りルーフテントは大きく分けて以下の3タイプに分かれています。

テント型

クラッシックなテント型のデザインが目を引きます。オープンした状態でタワー型やシェル型のように樹脂製のカバーが無いので、雨天には不向きですね。 床面のスペースを確保しやすいので、3人以上の大人数対応のモデルもあります。 車からテントがはみ出る設計が多い(屋根サイズに収まる小型のモデルもあります)ので、道の駅やSAPAで広げるのは困難な場合が多いのが難点です。

SKYCAMP

一時期話題になっていたルーフテントです。大人2名+子供2名、もしくは大人3名で就寝可能な大型なテント。 1分以内で完了するスピード設営が可能。 テントの生地をキャンバスとメッシュの相互に取り換えができるため、季節によって温度調整ができるのがいいですね。

日本では株式会社ウィードさんが代理店で購入可。 公式サイト:http://www.weed10.com/skycamp/

Smittybilt OVERLANDER

アメリカのトラックやJEEPのパーツやアクセサリのメーカーSmittybiltのルーフテントです。 ゴリゴリのアメリカンなSUVに非常に似合う、男性的なデザイン。 日本に正規代理店がないが、並行輸入品が購入できます。 公式サイト:https://www.smittybilt.com/

フジカーズジャパン ルーフトップテント

大手キャンピングカーメーカーとして有名なフジカーズジャパンさんが販売するルーフトップテントです。 重量も47kgと軽量で、価格も128,000円(税込)と非常にリーズナブル。 全国に店舗があるのでアフターも安心できます。入門用にいいですね。

公式サイト:http://www.campnofuji.jp/roof_tent/

シェル型

比較的歴史の新しい形状のモデルです。元々、キャンピングカーやワンボックスカーなどの背の高い車用に開発された形状です。 設営の簡易さに優れていますが、その形状ゆえに空間の狭さが弱点です。 バンコン等のポップアップルーフと同様な形状をしています。

フジカーズジャパン マグシェル

ルーフトップテント同様に大手キャンピングカーメーカーとして有名なフジカーズジャパンさんが販売するルーフトップテントです。 価格も198,000円(税込)とリーズナブル。FRP製カバーで強度・断熱ともに優れています。

公式サイト:http://www.campnofuji.jp/roof_tent/

ジファージャパン コロンブスシリーズ
コロンブスシリーズ
写真左テント:コロンブスシリーズ

ルーフテントのフラッグシップメーカーともいえるziferのシェル型テント。 シェルの素材を樹脂からカーボンファイバーに変更し、軽量化したコロンブスカーボンファイバーシリーズもあります。 全体的にお値段もフラッグシップです(笑)

公式サイト:https://ziferjapan.com/prodotti/sintesi-gamma-columbus/

タワー型

空間の広さと、設営の簡便さを兼ね備えた人気のある形状です。 展開には手動(ハンドル)やダンパーで跳ね上がるものなどがあります。 以前はstage21さんがEURO TOPというタワー型のルーフテントを販売されていたのですが、現在は販売されていないようです。

ダイキ イージーキャンパー・タワー

ダンパー式で非常に簡単に展開でき、室内高も105cmと高めの設計で空間に余裕があります。 お値段は299,160円(税込)。 ダイキさんは、愛知県の会社でルーフテントを主体に製造・販売されています。オーナーがご自身で自作キャンパーを制作されていたりと車中泊・キャンパー愛にあふれる会社さんです。

公式サイト:http://enjoycamper.com/

フジカーズジャパン マグタワー

フジカーズジャパンさんのタワー型ルーフテント。お値段は198,000円(税込) 展開は手動のハンドル式でくるくる回して開閉します。国内で正規購入できるタワー型で最安値かと思います。

まとめ

日本では雨の多い気候、停泊場所の制限などから大人気という商品ではないようですが、手軽に就寝人数を増やすことができ、一般の普通車にも問題なく設置できるなど用途・遊び方によってはとても活用できるアイテムだと思います。 子供たちが大きくなると一緒に旅に行く機会も少なくなりますので、小さめのバンコンに、人数によって取付・取り外しするなどすると経済性も高いかなと思います。

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