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【甲府市】昭和レトロな銭湯・喜久乃湯温泉の朝風呂

カテゴリ:日帰り温泉

登録日:2017年6月5日|最終更新日:2019月03月02日

【甲府市】昭和レトロな銭湯・喜久乃湯温泉の朝風呂

甲府市から北西に40kmほどにある道の駅・こぶちざわを目的地として甲府に立ち寄った際に、甲府の市街地にある喜久乃湯温泉にお邪魔してみました。

喜久乃湯温泉ののれん
喜久乃湯温泉ののれん

喜久乃湯温泉は昭和の初期からある地元の人に愛された銭湯で、昭和30年ごろから温泉として営業しているそうです。源泉はかなり温度が低く、冷泉というのでしょうか。
太宰治が二人目の妻とした女性が甲府の女性で、その実家近くに昭和14年ごろに居を構えたそうです。その際に、通った銭湯とのことで、太宰治にゆかりのある地、銭湯といえます。

朝早く出発しすぎたせいで、現地についたのは午前9時。営業は10時からということで、駐車場で待たせていただくことに。
駐車場は施設真横と、少し南に入った場所に10台分ほどの駐車スペースがあります。

車内でゴロゴロした後、開店と同時に入店。店構えから、下駄箱から昭和のかほりがプンプンしてきます。

脱衣所
脱衣所

番台に料金(400円)を支払い脱衣所へ。 所謂銭湯の作りで、男女別の入り口に真ん中に番台という昔ながらの構造で、女性の番頭さんが仕切っていらっしゃいました。
中の様子は、幼い頃に見た「時間ですよ」の記憶が如実に思い出されました。

施設の構成

大きく分けて脱衣所と湯船、奥にサウナがあります。脱衣所と湯船は大きなガラスで仕切られていて、まったくもって懐かしい銭湯です。
恐らく、湯船の正面には古くは富士山などのペンキ絵があったのかもしれませんが、現在はサウナへの扉が取り付けられています。

湯船は大小合わせて4つ。中心に楕円形で2つ繋がる湯船は温泉ではなく、加温した普通のお湯です。
奥に、源泉(水風呂)と源泉を加温した浴槽が1つ。この浴槽は小さく6人ほどでいっぱいです。

階段を上がった2階には別料金で過ごせる休憩所もあるようでした。

入浴

入って右手の桶置き場から黄色いケロリンの桶と、風呂イスを手に取り、洗い場へ。一応固定のシャワーもあり、体を洗い終えて真ん中にそろりそろりと入浴。
「あっちー」というぐらい熱めのお湯でした。一緒に入った小学生の息子は30秒ほどで根を上げて水風呂へ直行していました。

次は温泉である奥の浴槽へ。地元のご年配の方たちが隙間なくお見えになりましたが、時間の経過と共に空きができたため、すかさず入浴。
こちらはかなりぬるめの温泉で、長風呂したくなりますね。

温泉の浴槽から眺める脱衣所、番台の風景は、時代をタイムスリップしたかのような懐古な心持へ誘います。

30分ほど湯に浸かり、脱衣所で着替えて牛乳(130円)を飲み一服。ちなみにドライヤーは使用料が30円とのこと。

脱衣所の上部に取り付けられた地元の寿司屋、仕出し屋、病院、バイク屋などの看板は、昭和40年代ごろののもので、すでに広告料は支払われていないと思われますが、その脱衣所の雰囲気を強く醸し出す大切な要素となっています。

「お世話様」とご挨拶をして外へ。 地元の人たちの息遣いを感じる良いお風呂でした。また近くに寄ったら是非お邪魔したいです。

喜久乃湯温泉の基本情報

施設名称 喜久乃湯温泉(きくのゆおんせん)
電話番号 055-252-6123
※スマホをお使いの場合は番号タップでお電話かけていただけます。
住所 山梨県甲府市朝日5丁目14-6
マップコード マップコード 59 608 523*65
営業時間 平日/10:00~21:30
定休日 毎週水曜日
料金 400円

交通案内

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