快適&格安!車中泊のインターネット環境のすすめ
カテゴリ:車中泊Tips
登録日:2017年11月14日|最終更新日:2018月04月28日
車中泊の夜、どのようにお過ごしですか?
夕方ごろに現地に着いて、食事、入浴を済ませて遅くとも9時前からは車内で過ごされる方も多いと思います。
多少のアルコールとつまみでゆっくり過ごすのもありですが、スマホやタブレットで映画や動画を見るのもいいですね。
基本早寝の私もタブレットを持ち込んで、YoutubeやAbemaTVなど動画配信サービスを利用しています。以前は、動画閲覧はかなり通信量を消費するので、長時間は…というところでしたが、車中泊にも適した安価で快適なサービスがでてきていますのでご紹介いたします。
必要なデータ量は何ギガ?
Youtubeなどの動画サービスを閲覧するにはどの程度通信量が消費されるのでしょうか。
ちょっときれいなHD720p画質で想定すると、おおよそ600MB~800MB/1時間ほど、車内で寝る前に3時間観るとすると、2GB強/3時間となります。
毎月4泊ほど車中泊をする場合には動画再生に6GB~8GBほど消費する計算です。
その他に、LINEやメールなどもすると思いますので毎月10GBが最低ラインかなと思います。
WiMAX?LTE?どの回線を選ぶ?
最近は道の駅や入浴施設などでもフリーのWiFiが利用できるところもかなり増えています。
ただ、それほど遠くまで無線が届くわけでもなく、建物から離れた場所は接続できなかったり、非常に低速になってしまい動画を見ることは困難です。
では、どんな回線を選択するのが安価で動画の再生にも耐えられるのでしょうか。
WiMAX
WiMAXとは、ドコモやauのLTE(4G)回線とは全く異なった回線で、使い放題の無制限のプランがあるサービスです。
au系の会社が提供するWiMAX。私も数年前に3年間ほど使用し、速度も場所によってはかなり速く快適に利用していました。
車中泊での利用の最大の問題は山間部は繋がりにくいことです。
基本的に市街地向けのサービスという位置づけですね。
WiMAX2のエリアは公式サイトから確認できます。
https://wimax-broad.jp/area/
ただ、「ギガ放題」というプランであれば、容量を全く気にすることなく利用できる点はやはり非常に魅力です。
自宅の回線としても使用可能、仕事で出先でも十分利用できますので、エリアの課題さえクリアしてしまえば、おすすめできる回線です。
また、申込さえしてしまえば、郵送で送られてきた機器の電源を入れ、スマホやタブレット側での接続設定を1度するだけで、簡単に利用できます。
「簡単さ」でWiMAXは非常に優れているサービスです。
※WiMAXは3日間10Gの制限がありますが、制限後も1Mbpsと普通の動画再生も可能な速度を維持しています。
BroadWiMAXなら毎月3,411円から利用可能
いくつかWiMAXを扱っている契約先がありますが、BroadWiMAXは面倒なキャッシュバックなしで、かなり安価な料金設定です。
月額3,411円です。
ちなみにWiMAXは回線自体はどこも同一で、申し込む契約先(BroadWiMAXやBiglobe、GMOなど)の違いで速度の違い(遅い・速い)はありません。
キャッシュバックのある契約先(とくとくBBbyGMOなど)もありますが、キャッシュバックが11ヶ月後で、かつ、キャッシュバックのメールを見落とすと、キャッシュバックを受けられないという意地悪な制度となっています。
実際に、忘れてしまってキャッシュバックを受けられず結局割引なしの料金で使用し続ける方もいて、あまりおすすめできる契約方法ではないです。
その点、Broad WiMAXは最初から割引された料金で契約できるので安心です。
「安心サポートプラス」「MyBroadサポート」の2つの保証を申し込みしないと、端末代0円の割引が無効となってしまいます。
申込時の1ヶ月は加入しておき、端末を受取り後にサポートページから保証を外すことで、割引を継続しつつ最安価格でbroadWiMAXを使用できますので、注意してください。
LTE(4G)
スマートフォンの左上の「docomo 4G」や「au 4G」などの表示を見たことがあると思います。
この4Gの回線が第四世代の回線で、LTEとも呼ばれています。
以前は3Gが主体でしたが世代交代で4G(LTE)が現在主体となっています。
LTEになり、回線速度も速くなり、動画などの重たいサービスも快適に利用できるようになりました。
LTEの最大のメリットは、エリアが広いことです。
山間部でもdocomoがお金をかけて基地局(アンテナ)を立ててくれているので、かなりのエリアで利用できます。
WiMAXとLTEの違いをまとめると以下の通りです。
LTE | WiMAX | |
エリア | 広い | 狭い |
回線速度 | 速い 混雑あり |
速い |
容量 | 制限有 | 制限無 ※1 |
※1「ギガ放題」プラン選択の場合
車中泊向きのLTEの利用方法
LTEの回線を利用するには、以前はdocomoやau、ソフトバンクといった大手キャリアと契約するしかありませんでした。
最近は、格安SIMやMVNOと呼ばれるサービスが出てきたことで、安価に大容量のデータを利用できるようになっています。
格安SIMは、docomo(一部au)から回線を借りて(卸してもらい)、サービスを展開しているため、つながるエリアはdocomoと同一です。
モバイルWiFiルーターを別に持つ
現在大手キャリアでスマートフォンを契約されていて、2年縛りで解約が難しい場合や、通話のかけ放題プランが必要な方などに向いた使い方です。
現在の契約はそのままに、別にLTE回線をプラスする方法です。
必要なものは
・SIMフリーモバイルWi-Fiルーター
・格安SIM(docomo回線)
です。
SIMフリーモバイルWi-Fiルーター
ご自身でamazonなどで購入して用意することも可能ですし、格安SIMの契約先でも購入ができます。
いずれにしてもおよそ10,000円程度で購入可能です。
格安SIM
モバイルWi-Fiルーターに装着して、通信が可能にするカードです。
私も利用していた業界最安値のDMMモバイルがおすすめです。
モバイルWi-Fiルータで使用する場合は、左側のデータ通信SIMプランでOKです。
月ごとに契約プランを変更できるので、旅行に出かけない場合は容量の低いプラン、長期旅行に出かける場合は、容量の多いプランなど適宜切り替えて利用できるので無駄がありません。
大容量回線でテザリングする
テザリングって何?という方も多いかもしません。
テザリングを簡単に説明すると、スマートフォンを親機にしてタブレットやパソコンをインターネットに繋げることです。
先に説明しました「モバイルWi-Fiルーター」の機能が、スマーフォンには備わっている場合が多いです。
iPhoneは基本的にテザリングの機能を備わっています。
そのため、iPhoneをモバイルWi-Fiルーターとして、回線をまとめて使用することで安価に大容量の回線を利用することができます。
大手キャリアの2年縛りが終わりそうであったり、2年以上大手キャリアを利用されている方や、ご家族で一緒に通話+データ通信の格安SIMに乗り換えると節約効果も高いのでおすすめです。
iPhoneのテザリングの設定方法(インターネット共有)
iPhoneの「設定」画面から「インターネット共有」を選択します。
※お使いのiPhoneがiPhone6以前の場合は、simロックが解除できないため、mineoが利用できない場合があります。
「インターネット共有」をタップしてオンにすれば、テザリングの準備は完了です。
インターネット共有をオンにした状態で、接続したい機器(タブレットなど)のWi-Fiの接続画面からiPhoneを選び「Wi-Fiのパスワード」を入力して接続完了です。
上記のようにデータ通信+通話のできる格安SIMをiPhoneに挿して使用しますが、非常に多くの格安SIMのサービスがあり、選択に迷います。
その中で、特におすすめするのはmineoです。
私も家族で3回線利用していますが、合計月額4,800円(税抜)で利用でき非常に安いです。
ただ、mineoの一番のメリットは値段だけではありません。
mineoは無限にデータ通信量(無限繰り越し)を貯められる!
原則として大手キャリアも格安SIMも基本的に余ったデータ容量は翌月までしか繰り越すことができません。
DMMモバイルも非常に安価で良いサービスですが、あまった容量(ギガ)は翌月まで繰り越しとなり、使い切らない場合は消失してしまいます。
mineoも基本的に翌月までの繰り越しですが、他にない特徴として「パケットギフト」があります。
その名の通り、あまったパケット(ギガ)をギフトできるサービスです。mineoではギフトすることで利用期限が翌月まで延びるため、2つの契約で交換し合うことで無限に利用期限を延ばすことができます。
管理画面からパケットギフトの発行・受け取りは非常に簡単に操作できます。
使用状況によって、契約の容量を切り替え常時20GBほど保有していれば、車中泊でもそれほど困ることなないと思います。
私は、実際にこの運用方法で容量を繰り越しながら、常時10GB~20GBほど保有し、DAZNで野球中継を見たり、amazonプライムミュージックをかけっぱなしにしたり、車内で子供向けの番組を流したりしながら楽しんでいます。
今のところ不足はありませんが、mineoのパケット(容量)はメルカリなどで100円/1GB程度で販売されていますので、こういったパケットギフトを緊急的に活用する方法もあります。
パケットギフトは同一のID(mineoではeoIDといいます)では使用できません。必ず、契約時に別々のeoIDを取得して契約しましょう。 ご家族の場合はもちろん、おひとりで契約される場合もeoIDを別にしておかないとパケットギフトが利用できませんので注意が必要です。
10分かけ放題はプラス850円
格安SIMの難点は定額通話が無いことです。完全なかけ放題のプランはmineoにはありませんが、850円を追加することで10分間の通話は無料となるmineoでんわというサービスがあります。 10分をオーバーした場合も30秒/10円となり、キャリアの通常の通話の半額となります。
現在は、月額料金が6ヶ月間、900円割引という太っ腹なキャンペーンを実施中ですので、是非検討してみてください。
まとめ
モバイルの回線の選択は、ややこしい点があり、面倒な面もありますが、一度変更してしまえば、かなりお得に運用していくことができます。
とりあえず、市街地中心に容量を気兼ねなく無制限に使いたい場合はBroadWiMAX、現在のキャリアの契約を残して回線をプラスするならモバイルWi-Fiルータ+DMMモバイル、電話回線ごと変更(MNP)可能であればmineoという選択を自信をもっておすすめできます!
モバイル回線と上手に付き合って、浮いたお金はぜひ旅の資金に回しましょう♪
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